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浅田真央選手の「鐘」

以前から大好きなプログラムだった浅田選手の「鐘」。
今回の世界選手権ではまさに完成された「鐘」を観ることが出来たので、少し長々と書きます。

名前をコールされ、登場する真央ちゃん。両腕で自身を抱きしめ、一瞬にして会場を支配します。

そして始まる、重厚な音楽。
沈んだ空気の中を、ひとりの少女が目を覚まし、祈るようなポーズで銀盤を駆け抜けます。
彼女はその世界を穿とうと、世界で唯一無二の、鋭いジャンプを飛びます。
光は、まだ見えない。

もう一度。

そんな彼女の両頬は激しく叩かれます。
その手は果たして誰のものだったのか。自身を奮い立たせる彼女の手か、それとも天賦と努力の貴女を抑えつける圧力か。
もうこの時点で、崇高で繊細な世界に引き込まれてしまいます。
スパイラルでスッと天に伸ばされた右腕、指先まで美しい。
流れるように次々と決まるジャンプ。
ステップは爆発的な運動量にも関わらず、どのポーズで切り取っても魅入るくらい力強く、丁寧にして秀麗。
最後は片手ビールマンスピン。

もう、本当に本当に凄い。圧倒的な表現力。畏怖の念を抱かずにはいられません。
技と技の間にも、氷上のアスリートでなければ出来ない、それでいて美しい振り付けがあり、瞬きする瞬間さえありませんでした。


このプログラムは、「鐘」の世界の表現とともに、まさに今真央ちゃんがいる「世界」へのアンチテーゼだと思います。
その「世界」を支配している側への警鐘と言うか…。

YAHOOのトピックスにあった、「浅田真央が気付いていない大切なもの」とかいうコラムを読みました。
ライターはその記事で、「「氷の上で自分を表現する、何かを表現する」というフィギュアスケートのもうひとつの大切な部分が、まだ少し足りない。
いや足りないのではなく、それができる力を持っているのに、必要であることに気づいていないのだ。」などと書いていました。
一見浅田選手を持ち上げているように見えますが、この記事の影には、オリンピックで非常に馬鹿げた点で金メダルをとった
「あの」選手がちらついて、まあ、ハッキリ言うと不愉快でした。
もしこのライターの言う「自分を表現する」というのが「眉間にシワを寄せて悩ましげな表情をする」「太ももをなぞって流し目を送る」
などと言うのであれば、浅田選手には絶対に絶対にそんな選手にはなって欲しくないです。
あの「鐘」を見てこんなことしか書けない。トリプルアクセルにこだわってるようにしか見えない。
真央ちゃんは「鐘」に於いて何を表現し、またするべきだったのか?それには一言も触れていない。
そんな人が、こうやって万人に晒されるコラムを任されるんだなぁと少し怖くなりました。

今回も、あんな完璧な演技を披露してくれた浅田選手がフリーで2位に終わるという酷いジャッジでしたが、
世界女王は間違いなく、浅田真央選手です。それは、オリンピックの時も今も同じ思いです。

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